映画「父ちゃん何処行くと」(仮題)製作企画書
製作の趣旨
“らい予防法”の廃止から9年、ハンセン病国倍訴訟熊本地裁判決から4年が経ちました。しかし、一昨年の熊本県内における宿泊拒否事件や、その後の菊池恵楓園入所者のみなさんへの激しい誹謗・中傷の言動に見られるように、“ハンセン病”差別の根はいまだに深く、啓発の課題はますます重要となってきています。さらにその方法につきましては、単に知識の普及にとどまるだけではなく、人間の深い感性にまで訴えていくものが求められているのではないでしょうか。
今回の映画のテーマである「藤本事件」は、“検証会議”でも指摘されましたとおり、戦後の“ハンセン病”差別の象徴ともいえる事件です。そこには冤罪事件としての可能性はもとより、“ハンセン病”者として「ボロ雑巾」のようにあつかわれた一人の人間の“人間回復”への叫びがあります。そこに関わった司法関係者のみならず、私たち一人ひとりが自らの問題として、もう一度問い直すべき大変重要なテーマであると考えます。
私たちは、今回の映画製作・上映の取り組みをとおして、この忘れ去られた人間の叫びを再び日本全国の人々に喚起し、もってこの取り組みが、私たち一人ひとりの心の中から“ハンセン病”差別の根を断ち切っていく一助になればと願ってやみません。
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中山映画株式会社 監督 中山節夫 〒358-0013 埼玉県入間市上藤沢49 Tel.0429-64-1777
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1 作品の概容
1)作品スタイル 長編劇映画
2)上映時間 約120分(予定)
3)総制作費 1億5000万円
2 公開方法
1)熊本市及び全国主要都市での映画館公開
2)全国主要都市での自主上映会
3)各県市町村による上映会(ハンセン病啓発週間及び人権週間での行事等)
4)各学校、企業での人権啓発のための上映会
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最終的に全国3000ヶ所の上映と100万人の鑑賞を目指す。
3 製作資金計画
1)製作・上映協力券の普及
全国で33万枚の製作・上映協力券の普及を目標とする。(3億3000万円)
このうちの約50%を製作費とする。
2)製作助成金の申請
関係自治体及び各種団体等に製作助成金の申請をする。
(2005年8月5日)