湯の街べっぷをハンセン病回復者の第二のふるさとへ実行委員会 事務局

「お帰りなさい」トーク&アニメを終えて
  ハンセン病に対する一般の方への啓発を目的に、今年も7月28日に別府市中央公民館2階大ホールにて集会を開きました。参加者は約130名でした。 

実行委員の高校生らとマイペンライを歌う
実行委員の高校生らと
マイペンライを歌う

実行委員代表の言葉は、高校時代から実行委員をしてきた現在地元の大学生から
実行委員代表の言葉は、高校時代から実行委員をしてきた現在地元の大学生から

 

内容

第1部 宮里新一さんの歌
第2部 アニメ「未来への虹―ぼくのおじさんはハンセン病―」
第3部 別府市長と阿部智子さんのトーク

目的

第1部

当日の準備風景
当日の準備風景


 宮里さんの歌については、宮里さんは別府に毎年歌を通して啓発にきてくださっ ていて、子どもたちへの参加の呼びかけもしやすい。

第2部
 アニメは、内容的に分かりやすくハンセン病についてあまり知らない初めての人にも適当である。

第3部
 トークは、行政のトップである市長が当事者に「お帰りなさい、いつでも帰ってきてください」とメッセージを公表することで、市民の意識を変えたい。

成果

 5年間続けてきたということで、成果も見えてきました。

車椅子はかかえて上がります
車椅子はかかえて上がります


 会を重ねただけあり、じわじわとハンセン病の啓発に対する認識は広まっていきました。また当事者とのつながりができていって、集会で会えるという場の提供もできました。

今後の活動について

 アンケートでも、参加者の声からも、また来年も開いてほしいという意見はありました。そのような声に励まされ、毎年やってきたわけですが、大分県出身者の阿部さんが自分のふるさとへ帰ることはできていません。阿部さんは、もう家族のことは忘れ新しい人との絆を作っていきたいと言っていますが、私たち実行委員会としては、やはり阿部さんがふるさとへ帰れるようにしたいという願いは叶えたいと思っています。
 そのために集会も一般の方の意識を変えていくという点では意味はありますが、家族との溝を埋めるには、もっときめ細かな人と人のつながりを意識して作っていく必要があると感じています。集会は一種のイベントみたいなもので、準備にかなりのエネルギーを使うものの、当日もあっという間に過ぎて人と人がゆっくりつながる会ではなかったと思います。

一昨年宮里さんと交流した生徒さんを迎える実行委員
一昨年宮里さんと交流した生徒さんを
迎える実行委員



 実行委員会の総括で、私たちはもっと実行委員と当事者の方との絆を深めたい、「この実行委員会の場所に当事者の方にいてほしいね、いっしょに語りたいね」という意見が出ました。また、実行委員同士も集会の準備ばかりに追われ、お互いのことを話すことも少なかったと反省しました。私たちは、実行委員同士が集まって、ほっとできる場所を望んでいます。地道な取り組みでいいから、心が温かくなるような付き合いをしていきたいと思っています。

 そこで、8月31日に恵楓園に行って、阿部さんとゆっくり話そうということになりました。そこでみんながどう感じるかによって今後の活動を考えていきたいと思います。実行委員会事務局有志、熊本の地で実行委員会開催!です。
型にはまらず、やっていきたいと思います。
(文責 稲尾聡文)
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